2019年ヴィクトリアマイル(回顧)
2019年ヴィクトリアマイルの回顧になります。
前傾ではあるものの個人的定義としては前後差±1.0秒以下ならばならばミドルペースとしており、加速0.5秒以下なので平坦戦。
実際はハイペースの瞬発力勝負でしたが。
前半56秒台で逃げたアエロリットが掲示板に残るフザけた馬場でした。
ここまで時計が速いとレース質が軽くなり、
ストレスなんか度外視でとにかく速い馬や高速上がり適性が求められたレース。
G1でこれって、なんだかなー。
ただこれだけ高速上がりの馬場で鮮度持ちディープがあまりにも走らなさすぎる点はよくわからないレースです。
予想はこちら↓
各馬の回顧
1着 ▲ ノームコア
評価はしました、中〜外枠なら本命でした。
気の良さ系ということで内枠→揉まれたらアウトと思って思考停止で評価下げてました。
終わってみればハイペースで馬群がバラけやすくて内枠のデメリットが消せたことが大きく、この馬にとって非常に楽な競馬でした。
当然の結果で特筆すべきことは特になし。
余談ですがハービンジャーって鮮度要求型なんですかね。
2着 無 プリモシーン
この超高速馬場の恩恵を最も受けた馬でしょう。
ストレス抱えた状態で相手強化のこの局面は危ないと思ってましたが、超高速馬場によりレース摩擦がほとんどなく「楽」がストレスを上書き出来たことで気の良さが爆発。
実質前走より相手強化のオプションが作用してないからこその結果であり、この馬が強い訳ではない。
この着順を素直に評価してはいけない1頭。
3着 無 クロコスミア
これはビックリした!!!
確かに相手強化、頭数アップ、内枠替わり、絞った馬体重、人気急落、集中力特化型のクロコスミアにとっては好転材料。
この馬の適性がもう少し重いところにあることがあり、高速馬場適性も微妙で逃げショック使ってなんとかいけるかな?って認識でした。
ただ逃げるにはテンのダッシュ力不足から不可能と感じたので評価せず。
しかし、周りが速すぎたせいか自然な形で前走に対し後ろへ下げる位置取りショックがかかったこと、
前半速すぎたことにあわせて前走の阪神牝馬がクソスローだったこともあり、集中力タイプのクロコスミアにとって前走「苦」→今回「圧倒的楽」に感じたのではないかと。
そして本質が重いと感じていたものは実は重くなかった可能性もあって、
ステゴはステゴでもクロコスミアの母父はボストンハーバーで米国。
パフォーマプロミスのように母父が米国だと高速上がり適性もあるタイプもいる。
クロコスミアといえば重いエリ女2着のイメージが強く、
本質的なところを重く置いていたが実は本質が軽くて重いところもこなせていたタイプだったのかもしれない。
(これは仮説ですが。)
おさらいですが、短縮によるペースアップ、ほんのり差しに回る位置取りショック、相手強化、マイナス体重、人気急落、高速馬場適性。
どれも縦の比較としては前進だらけで、ここまで見えていたら完全に買いの馬でしたが見えませんでした、ちゃんちゃん。
4着 無 ラッキーライラック
ここは走れた局面。
クラシックは持つ量で圧倒、量が足りなくなってきた古馬路線では中山記念のようにパワー問われる流れじゃないとキツイ馬。
適鞍どこだー。
5着 ○ アエロリット
この化け物め。
ここで吐き出して安田で会いましょうって感じですか?でもインディチャンプかな〜。
10着 ◎ レッツゴードンキ
前付けて位置取りショックほしかった。
スタート後あの位置で僕のヴィクトリアマイル終わりました。
ドンキの武器を活かそうと岩田は乗ったと思うけど、今のドンキじゃそうじゃないんですよ。
縮めてギュイーンはもう難しい。
13 ☆サトノワルキューレ
スロペ読み前提だったので、これは相当辛かったと思う。
ただ次走は延長ローテ組めば間違いなくペース落ちと、相手弱体が入るからかなりの狙い目。
まとめ
今回勉強になったのは、レース質が軽くなるとストレスはある程度は無視できるということ。
ある程度は。
プリモシーンがまさにそうで、ストレスが無視できたら速い馬が走れる。
なんだそれ、って感じです。
逆にアマルフィコーストやミッキーチャームが走れなかったのはストレスの許容量を超えていたからかもしれない。
この辺の線引きは難しいからあくまでもイレギュラー対応ですかね。
☆次走注目馬
アエロリット
アマルフィコースト
サトノワルキューレ
最後まで読んで下さってありがとうございます!