2019年日本ダービー(回顧)

2019年日本ダービーの回顧になります。

 

熱い1日が終わりましたね。

 

浜中騎手ロジャーバローズ!

おめでとうございます!

 

しかし、ロジャーバローズが残った瞬間の葬式みたいなあの空気感にはガッカリでした。

 

ダービーの称号を浜中騎手とロジャーバローズが手にしたのに、

そんなにサートゥルナーリアが大事なのかと言いたくなるような空気感。

 

嫌だねぇ〜。

 

坂口先生の涙にもらい泣きしたし、個人的にはいいもの見れたダービーでした!

 

予想記事はこちら↓

www.tpws777.net

 

レース回顧

 

(前3F34.8〜後3F35.9)

(前5F57.8〜後3F60.5)

 

数字上はハイペースの平坦戦ですが、

リオンリオンの無茶と言うから勝負に出た逃げで、

実質番手のロジャーバローズがレース握っていたようなのでミドルペースの平坦戦。

 

そしてレコードが頻発し前が残る馬場で、

2番手で競馬し、後続がしんどくなるようなペースを握ったロジャーバローズが先行押し切り!

 

最も運のいい馬が勝つのがダービー。

 

全てが噛み合った素晴らしいレース。

 

 

 

と、このように済ますことは物凄く簡単ですが、大事なこと忘れてないですか?

 

、、、

 

そうです。

 

サートゥルナーリアの出遅れ。

 

この圧倒的な圧力を持つ馬の出遅れ。

 

サートゥルナーリアが台風の目の様に形成していくはずであった圧力は、

本来もう少し前にあるべきであった。

 

その圧が後方に存在し、前が暴風域より外れた環境となった。

 

精神力が強くないロジャーバローズが残れたのもこのサートゥルナーリアの圧力から逃れられたことが大きい。

 

何より精神力に寄った、

 

5着ニシノデイジー

6着クラージュゲリエ

8着レッドジェニアル

9着タガノディアマンテ

11着マイネルサーパス

 

このあたりの穴馬の着順は、

台風にも似た圧力に太刀打ちできる強い精神力を持つ馬

 

以上のことを前提に各馬の回顧をしていきます。

 

各馬の回顧

1着無ロジャーバローズ

気の良さ

 

頭数アップの短縮中山のスプリングSを取りこぼしたのは、

いくら鮮度あるディープでも気の良さが前に出過ぎてのもの。

そんな脆い馬が前で早目に強い圧を受けると想定すると、やっぱ買えない馬だなーと。

馬場の速さに対応し速さで脆さをカバーしており、

記憶に新しいところだとグランアレグリアの桜花賞みたいだった。

 

浜中騎手、こんな形でもダービージョッキーはダービージョッキーだ。

臆さず絶妙な位置で進めれたのは、

日頃からの積極さが実を結んだもの。

おめでとう。

 

2着▲ダノンキングリー

闘争心まとまり

 

まあこんなもんです。

完璧に乗ったって馬がまとまっており、

頭が取れないタイプ。

神騎乗と呼ばれるものがないと勝てなかった。

 

3着無ヴェロックス

闘争心集中力

 

ビックリしたのがコレ。

闘争心任せの馬と思ってたのですが、予想を裏切り精神的な強さをかなり感じた

闘争心だけではサートゥルナーリアを競り落とせないはず。

 

ただ今までのレース振りから集中力というものをあまり感じなかったので、これは仕方ないなー。

いまいちジャスタウェイがよくわかりませんが、集中力タイプもあるタイプが多い?

 

多分サートゥルナーリアが出遅れずに、

予定通り圧が前を支配して底力合戦になったとしたら、

ダービー馬はサートゥルナーリアでもなくダノンキングリーでもなくこの馬だっだと思う

 

それくらい精神面の強さを感じた。

 

4着注サートゥルナーリア

闘争心気の良さ

 

やはり集中力が欠落していて、自分本位でしか走れない馬

それでも持っているものが大き過ぎるし、あんな大味な競馬でこの着順まで持ってくれるあたり、やはり怪物。

 

予想にも書きましたが自分本位過ぎる馬で体力的に限界が来た時に、

精神力に頼って走れないので自分の限界を超えて走れない馬

 

ここで走れるのが、クロコスミアやパフォーマプロミスのようなステイゴールド産駒に見られるような集中力のある馬。

 

皐月賞の勝ち方が危う過ぎたことから、

精神力の弱さを見えていたし、

尚且つ出遅れを誘発させるようなストレスを持っている臨戦

 

ここの皐月→ダービーの延長を走りたければ闘争心、気の良さタイプであれば、

体力を確保するべくプラス体重で出てくる必要があったが叶わず。

 

というより、休み一発目の皐月賞で育ち盛りの3歳馬をマイナス体重で出す陣営ですから、ある程度は見えていましたけどね。

 

このように極限を試された時に精神的に頼れるところがないことの証明が、ヴェロックスに競り落とされたという何よりの事実。

精神力に頼れて底力のある馬だったら、

3着には持ってこれていたはず。

 

まあそれでもめちゃくちゃ肉体的には強い馬なので、大事に上手く使って欲しいです。

 

ここまで視れていたことは大きな収穫で、

今後の予想の自信になりました。

 

5着♡ニシノデイジー

集中力闘争心

 

これが、闘争心問われ集中力で勝負にならなかった皐月組の馬で、

集中力問われるダービーで走れる馬。

 

勝浦騎手は完璧に乗ってる。

馬のグイグイくる感じも久々に見受けられ心動かされた。

それでもこの着順というのは馬場適性という超えられない壁があった。

 

ありがとう。

 

6着◎クラージュゲリエ

集中力まとまり

 

G1を連続絞って出走させない厩舎ってなんなんですか。

馬体重見た瞬間にブチ切れました。

 

しかしここでこれだけ走れるのは裏でまとまってるからであり、

集中力を問われる流れになれば間違いなく走れる馬と思う。

 

本当に残念。

 

7着無ランフォザローゼス

まとまり

 

まとまってるから3強の圧に侵入は出来ても突破ができない馬。

3強がレースぶっ壊すくらいの進路を作れば、馬券になる資質はあったかと。

 

まあ鞍上も鞍上なんで、相手の破綻待ちだった。

 

8着☆レッドジェニアル

集中力まとまり

 

圧に侵入出来て耐えたところはやはり集中力タイプですが、突破が出来なかったところ、まとまった面もあるのかな?

集中力のストレスと見れば動けないのもわかるし、ストレスないまとまりの動けずとも取れなくもない。

ただ前走のパフォーマンスやアザレアの負け方見るとやっぱ集中力系なんかな。

京都新聞杯を"走り切って"ストレス抱えてしまったか。

 

9着無タガノディアマンテ

闘争心集中力

 

直線向いた時にニシノデイジーと併せて伸びるかなー、と思い見ていたがニシノデイジーが離れた瞬間投げたように見えた。

オルフェらしく闘争心が集中力より表にある馬で、集中状態が続けばもっと伸びてそう。

 

10着無メイショウテンゲン

まとまり

 

回ってきただけなのでよくわからない。

ストレスないし、まとまりとさせてください。

 

11着無マイネルサーパス

闘争心集中力

 

ダノンキングリーとヴェロックスに縦で挟まれるという最も大きい圧を受けた馬なのに、

ここまで残されているのは精神力の強さ。

どこかでかならず出番はある。

 

12着無エメラルファイト

闘争心

 

やっぱ距離でした。

スプリング勝った破壊力というのは、

闘争心からくるもので体力切れ起こした時に頼られる先の精神力が意外となかったのでは。

 

18着○ アドマイヤジャスタ

 

マイナス14キロで延長は流石に体力切れでしょう。

そして回ってきただけで何系かわからない。

僕が過去見た集中力とは、気の良さからくる集中力だったらこの凡走もわかる。

わからない。

 

まとめ

 

とにかく馬場が速くそこに血統としての高速上がり適性はもちろんのこと、

その中で精神力が問われたダービーでした。

 

回顧に名はあげませんでしたが、

前有利の馬場で前にいながら沈んでいった馬

(リオンリオン、サトノルークス、シュヴァルツリーゼ)

は圧に耐えられなかった。

前にいて残れている馬との差はそこかと。

 

速いだけでなく精神力

これは今後東京芝2400mを予想する上で外せないファクターとなりそうです。

 

最後まで読んで下さってありがとうございます!